いつか料理教室を。夢のキッチンから始まる家

「家を建てたら、いつか料理教室を開きたい。」そんなU様の夢から、この住まいづくりは始まりました。家の中心に据えたのは、料理をするためだけの場所ではなく、人が集まり、会話が生まれ、楽しい時間を共有できるキッチンです。家族の毎日の食事はもちろん、友人を招いたり、将来は料理教室を開いたり。暮らしの中にある楽しみと、これから叶えたい夢の両方を受け止められる空間を目指しました。インテリアは、鉄やコンクリート、木などの素材感を生かしたインダストリアルなデザインに。無骨さの中にも木の温かさや自然光を取り入れ、毎日を心地よく過ごせる住まいに仕上げています。

case study  古河市 U様邸

  • 施工床面積 :約49坪(161.88㎡)延床面積 : 約40坪(132.07㎡)
  • 建築本体工事費の目安 : 2,000~2,500万円(2017年竣工時)
  • インダストリアルな内装とリンクするガルバリウム鋼板と木で構成した引き締まった外観。
  • 敷地が路線沿いのため、室内に音が侵入するのを少しでも軽減するために、吸音効果の高いセルロースファイバーを断熱材に採用。
  • 家を建てたら料理教室を開くのが夢、という奥様。完全オーダーメイドキッチンを造作し、キッチンを中心とした暮らしを演出。
  • ご主人がくつろぐ空間として2Fホールに本棚を造作し、隣接して書斎を配置。
  • 収納スペースがもう少し欲しいとの要望により、当初計画には無かった小屋裏収納を工事途中に造作。収納力と使い勝手を考え、カプセルホテルのような空間になるように工夫。

 

設計者からのコメント

U様邸をプランするうえで大切にしたのは、「いつか自宅で料理教室を開きたい」というU様の夢を、これからの暮らしの中に自然に組み込むことでした。そのため、キッチンを単なる家事のための設備としてではなく、この家の中心となる場所として計画しています。料理をする人と家族が自然に会話できること。人を招いたときには、キッチンを囲んで楽しい時間を過ごせること。そしていつか料理教室を始めるときにも、無理なくその夢を受け止められること。そんな未来の暮らしまで想像しながら空間を考えました。この家で日々の食事を楽しみ、家族や友人との時間を重ね、その先でU様の「料理教室を開く」という夢が叶っていくことを、私たちも楽しみにしています。