case study 下妻市 Y様邸
- 建物は道路に背を向け、庭を中心に望めるL型形状の配置とし、西側平屋部分の高さを押さえることによって朝陽と冬の夕日を室内に取り込めるようにした。
- ダイニングキッチンとリビング+和室を、L型に合わせて各々別の空間ブロックとした。これにより、つながりがありながらも、活気の違う空間を演出。
- 玄関を入ると、世界に一つ、自分の家にしかない、壁面いっぱいの装飾壁。シナ合板を113枚の様々な形状にカットし、モザイクタイルのように配置。
- ユニークなデザインを目線で追うと、その先にガラス越しにシンボルツリーが出迎えるという設定。装飾壁は、子どもたちの靴の履きかえ時に壁を汚さない役割も兼ねている。
- 玄関ホールを抜けると、天井に床材と同質、同色、同一方向に施工することにより演出された、不思議な奥行き感のある、レトロモダン調のダイニング空間が目に飛び込む。
- その目線に誘われるように、正面に2階への階段を設置。
- カフェをイメージしたキッチンダイニング空間には、レトロな雰囲気にあうように大型の手づくり造作キッチン収納を設置。
- 施主が所有するマガジンラックの外枠も造作。空間デザインに合わせるためにマントルピース調に。
- ダイニングと視線でつながるリビング空間の一面には、煉瓦タイルを張り、レトロな空間のつながりを演出。別の一面には、段差をつけた飾棚を設置した。
- 和室入口の襖には、趣のある円形の飾り窓。和室収納の下には、大谷石のやわらかな反射を計算した間接照明を設置し、風情のある空間を作り上げた。